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ワンピース OnePiece  「仲間の絆」の物語 その3

マリンフォード頂上戦争でエースを失ったルフィは身も心もズタズタになってしまいます。
「何が海賊王だ・・・!!! おれは!!!! 弱いっ!!!!」

戦いに負けたとき、彼の怒りの向かう場所は常に自分自身です。
相手への怒りや恨みではありません。
おれは、弱い。もっと強くならなければ誰も守ることはできない。
ルフィにとって戦うと言うことは「仲間」を守ることなのです。

ジンベイの「失った物ばかり数えるな!!! お前に残った物は何じゃ?」と言う身を捨てた忠告にあらためてルフィは気づきます。

「仲間がいる゛よ!!!!」
「あいつらに゛会いてェよォオ-!!!!」


バーソロミューくまによってバラバラに飛ばされていた麦わら一味はルフィの一番大変なときに側に居れなかったことを嘆きルフィの身を案じます。
彼らは自分たちの夢以上に実現したい大きな夢ができていたのにその時気づきました。それは・・・ ルフィを海賊王にする、と言うこと。

2年後に会おうというルフィのメッセージを受け取ったメンバーはそれぞれにその夢の実現のために行動を始めます。

ゾロは自分にとって乗り越えなければならない敵、だったはずのミホークにプライドを捨てて頭を下げ剣術を教えて欲しいと頼みこみます。

ナミは新世界の天候のすべてを知るためにウェザリアで勉強を開始します。
「ルフィは"海賊王"になるって言うんだから私だって並大抵の航海士じゃいられないのよ!!」

ウソップはボーイン列島でヘラクレスンに教えを請います。
「お前が"海賊王"になるために!!! おれは本物の"狙撃の王様"になってみせる!!!」

サンジはカマバッカ王国で"99のバイタルレシピ"を身につけるために奮闘。
「お前が海賊王になる為に おれは料理人として世界一のサポートをしてやる!!!」

チョッパーはトリノ王国で薬の研究を。
「お前の力になれるなら おれは本物の怪物にだってなりたい・・・!!!」

ロビンは革命軍の求めに応じて同行することを決意。
「ルフィ・・・
あなたのお父さんの下で世界の流れに身を投じれば・・・
― 少しは強くなれるかしら」

フランキーは未来国バルジモアのDr.ベガパンクの研究室に閉じこもり新しい技術の習得に専念。
「今まで以上に・・・!!どんな激しい冒険にも耐えられる技術を おれは身につける!!!」


ブルックはテーナグーナ王国の見世物小屋の中で・・・
・・・
40度に立つ練習・・・(アレッ(笑))

 

全員の気持ちはロビンのつぶやきとフランキーの叫びにすべて集約されるでしょう。

「誰かのために強くなりたいなんて 考えたこともなかった・・・!!」

「だからルフィ・・・
乗り越えていこうぜ!!! "新世界"の荒波も!!!」


そしてルフィはシルバー・レイリーの指導の下、さらに強くなるための修行に打ち込みます。


もう、誰も死なせない。

 

2年間の空白は麦わら一味にとって「仲間」の絆と夢の実現への思いを強く太い物に育てました。
彼らはそのために行動し一段と強く大きくなったはずです。

これから続く新世界でのルフィたちの冒険はますます目が離せなくなりそうです。