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ワンピース OnePiece 「海賊王」と「世界一の財宝」

ここまで、ワンピース OnePiece の旅の目的地は「海賊王」です、と書き、
ワンピース OnePiece は「仲間の絆の物語」です、とも書いてきました。
仲間の絆が深まることで、ルフィを「海賊王」にすることが麦わら一味全員の一番の目標になりました、とも。
ここまで来て、ちょっと大きな疑問にぶつかりました。
それは・・・

「海賊王」って何?

と言うことです。

「海賊王」と言っても海賊ばかりの国があって、その王様ってわけじゃないですよね(笑)
(そう言えば、ワンピース OnePiece の中に出てくる女ヶ島 アマゾン・リリーは海賊行為の稼ぎで国を運営しているようです。と言うことはそこの皇帝ボア・ハンコックは文字どうり海賊女帝。でもルフィが目指している「海賊王」とは違いますよね。違うと言えば、ドラム王国のワポルはまさしく海賊をやっている王様でしたが・・・。でもこれも(絶対に)「海賊王」じゃないです(笑))


実は作中で「海賊王」とは何か、についてはあまり詳しく書かれてはいません。

ただこの物語の第1話で幼いときルフィはシャンクスに
「おれはいつか この一味にも負けない仲間を集めて!!
世界一の財宝みつけて!!!」
「海賊王になってやる!!!」
と宣言しました。

「海賊王」と「世界一の財宝」はセットのようです。

 

「海賊王」と言えば・・・

ゴールド・ロジャーは「偉大なる航路=グランドライン」を制覇した後、「海賊王」と呼ばれるようになりました。(シルバー・レイリーによるとそれは本人の意図した物では無くむしろ本人達にとっても意外だったとか。ただロジャー自身は気に入っていたようですが(笑))
確かにゴールド・ロジャーがその当時最も力を持った海賊の一人だったのは間違いないでしょう。でも他の大海賊達を皆従えるほどの圧倒的な第一人者だったかと言うと、どうもそうでもないようなのです。その頃もう白ひげはかなりの力を持ってロジャー達と何度も戦っていた、と言いますし、グランドライン制覇の少し前には金獅子のシキの大船団に包囲され九死に一生を得ると言うような戦いも経験しています。(第零巻第0話)

 「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ・・・
探してみろ そこにこの世の全てを置いてきた 」

ゴールド・ロジャーが死の間際に残したその言葉が海賊時代の幕開けとなりました。

ロジャーが「この世の全てを置いてきた」場所というのがグランドラインの最後にある「ラフテル」と言う島でそこに「ワンピース-ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれる宝が眠っている、と言われています。そしてその「ワンピース-ひとつなぎの大秘宝」を手にした物が「海賊王」になる・・・。

この「ワンピース-ひとつなぎの大秘宝」がルフィの言う「世界一の財宝」になるのかもしれません。

しかし、グランドラインのスタート地点、リヴァース・マウンテンでは7つの航路に分かれるログポースが最後はみなそこを示す、と言われる「ラフテル」を確認したのは実はロジャー達しかいないのだそうです。
そこにあるだろうこの「ワンピース-ひとつなぎの大秘宝」とはいったい何なのか。

う~ん、また疑問が増えちゃった(笑)

読むほどに魅力的な謎が増えていく、
それもまたワンピース OnePiece の面白さの秘密、なのかもしれませんね(笑)

(Dの意思って何? 失われた百年の秘密って何? 悪魔の実って・・・、色々考え始めると切りがありません。だいたいこの世界の構造自体何だかヘンテコです。これはいったい・・・、なんて考えてしなうと眠れなくなる(笑)しっかり作者の狙いにはまってしまって(爆)これが大ヒットの秘密、でしょうね。きっと。)

その疑問を少しでも解消するために・・・
次回からはワンピース OnePiece の世界について考えていきたいと思います。